学生時代について
高校2年の時からブレイクダンスやヒップホップダンスに夢中となり、大学時代もダンスサークルに所属して踊っていました。仲間たちと曲を決め、構成を練り、振り付けを考え、文化祭やクラブなどで発表していました。人目を引くアクロバティックな振り付けほど習得が難しいのですが、観客の「おお!」という歓声が励みに。派手なパフォーマンスほど陰の地道な努力が大事であることを知り、社会に出る際の大事な心得となりました。
変わった職業に就きたいと考えていました。「人生は一度だけ。いろいろ経験をし、思い切りやりなさい」と、親から言われ続けて育ったことも大きかったように思います。そして巡り合ったのがミス・パリ・グループでした。「女性が活躍する職場で、男性の自分も活躍することができるか?」。沸き上がる挑戦心を抑えることができませんでした。こうして男性エステティシャンとしてキャリアをスタート。施術の対象は男性のお客様、それも女性と比べれば日頃の手入れも行き届かず、疲労蓄積度も高いうえ、生活習慣病予備軍に属する人までも。結果、施術の効果による変化は劇的。健康と若々しさを取り戻し、それが仕事にまで好影響を与えていく様を、私は何度も目の当たりにしてきました。自分の技術で、これほどに人を変えることができるのか——。私はこの仕事の奥深さに魅せられました。しかも、「あなたは有言実行の人でした。本当にありがとう」といった感謝の手紙までいただけるとは。気付けばチーフ、主任、店長を経て、マネージャーにまでなっていました。
これはミス・パリ・グループの美徳の一つだと思うのですが、この会社では頑張った分だけ評価され、チャンスがもらえます。役職はその一例ですが、職位が上るたびに自信を深め、スキルが身に付きます。当初は自分のことで精一杯だったはずが、お客様のこと、スタッフのこと、店のこと、地域のことと、見える景色が広がっていき、自分が及ぼす影響力が増大していく手応えを実感します。その過程では、経営を学び、人の教育を考えさせられ、“技術職”としてだけでなく“総合職”としても鍛えられていきます。こうしたキャリア形成は、例えば大手企業の営業職とは異なる点であり、こと私自身にとっては、モチベーション高く働ける大きな要因となっています。現在は、東海エリア全店舗をまとめる立場にありますが、私はスポーツ界でいうところのプレイングマネージャー。同じプレイヤーとしての目線を大切に、「お客様を笑顔にする」という明確なゴールをチームで目指すという醍醐味を、これからも多くの仲間たちと共有していきたいと考えています。
高校2年の時からブレイクダンスやヒップホップダンスに夢中となり、大学時代もダンスサークルに所属して踊っていました。仲間たちと曲を決め、構成を練り、振り付けを考え、文化祭やクラブなどで発表していました。人目を引くアクロバティックな振り付けほど習得が難しいのですが、観客の「おお!」という歓声が励みに。派手なパフォーマンスほど陰の地道な努力が大事であることを知り、社会に出る際の大事な心得となりました。