学生時代について
留学生の日本生活をサポートするサークルに所属。例えば総勢50人くらいを募って観光旅行を実施すべく、そのプランニングや引率などをしていました。英語で行われる授業も履修していましたが、生きた英語も学びたいと思ったのと、様々な国籍の留学生との交流が、国際感覚を養うことにも繋がると考えたからでした。実際、得るものは多かったのですが、まじめな日本人とは異なり、外国人は自由すぎて世話が焼けました(笑)。
子供の頃に思い描いた将来の夢は、「世界を股に掛けるキャリアウーマン」でした。映画やテレビで演じる女優さんたちの、あの颯爽とした姿に憧れて(笑)。動機こそ単純でしたが、私は本気でした。大学4年間は英語の勉強に力を入れ、就職活動を進める際には興味を抱いていた美容・健康業界に的を絞り、美容のスクールにも通いました。そして海外進出に力を注ぐミス・パリ・グループに入社。ここで技術と専門知識を身に付けられれば、グローバルな最強キャリアウーマンの完成です(笑)。勝手に思いを膨らませながら、自分なりに努力を重ね歩んできましたが、まさか入社3年目にして本当に海外赴任が実現するとは! しかも店舗責任者として!! 誤算だったのは、英語が通じる香港やシンガポールではなく、台湾だったこと(笑)。でも、ものは考えようです。中国語が不得手なら、英語と日本語を話すお客様を私の手で増やせばいい。今、私が勤務するサロンのお客様は、国際色豊か。ゼロベースから関係性を築いていく毎日は、刺激とやりがいに溢れています。
海外での仕事はシビアです。日本のような上下関係がないので、肩書きだけでは通用しません。本音と建前を使い分ける文化もありません。当初、現地スタッフはよく口にしていました。「台湾では、これでいいの」。たしかに台湾の人たちのフランクな言動には、親しみと好感が持てます。しかし、ミス・パリ・グループは日本の企業であり、私たちのサービスは品格が大事。この部分は私も譲れず、スマホの翻訳アプリを駆使して伝えました。ときには口論となって1週間、口をきいてくれないスタッフも。そんな時に支えとなったのが、私を送り出してくれた直属の上司の言葉でした。「あなたなら海外でもきっと活躍できるはずだから、必死にやりなさい」。その必死さがスタッフにも伝わったとみえ、サロンは格段に進化しはじめています。何より私自身が急成長中。スタッフのお手本であろうとすることが職業人としての私を鍛え、海外での仕事が国際人としての私を磨いてくれています。中国語での日常会話も不自由がなくなり、私は今、確実にバージョンアップしています。
留学生の日本生活をサポートするサークルに所属。例えば総勢50人くらいを募って観光旅行を実施すべく、そのプランニングや引率などをしていました。英語で行われる授業も履修していましたが、生きた英語も学びたいと思ったのと、様々な国籍の留学生との交流が、国際感覚を養うことにも繋がると考えたからでした。実際、得るものは多かったのですが、まじめな日本人とは異なり、外国人は自由すぎて世話が焼けました(笑)。